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生物と無生物のあいだ

本とか読むのが結構好きなんで、
読んだものをブログで書いていこうって思ったのがもう2年以上前・・・。
結局、旧ブログの時に「半島を出よ」のことを書いたきりになっておりました。。
というわけで思い出したように、
ブログのネタとして書籍紹介風に読書感想を書いていこうかなと。
てなわけで今回はこれ。
ちょっと前に読んだものですが、
10日ほど前にiPS細胞(万能細胞)発見のニュースが
大々的に出たところなんで、ちょうどいいかなと。
「生物と無生物のあいだ」、まずタイトルがいいです。
「生命とは何か?」って帯のコピーもつい手にとってしまう感じです。
この本のすごいとこは科学モノではあるんですが、
知的好奇心をそそる描き方がうまく、読み物として楽しめます。
読者に対する問いかけが絶妙でどんどん引き込まれていくので。
人は瞬時に、生物と無生物を見分けるけれど、
それは生物の何を見ているのでしょうか?
1ページ目のこれだけで個人的にはやられました。読まねば、と(笑)
他にも、「原子はなぜそんなに小さいか」という問いが、
われわれの身体は、原子にくらべて、
なぜ、そんなに大きくなければならないのでしょうか?
という風に表現されていたり。
ちなみにこれはあの波動方程式で有名なシュレディンガーの言葉らしいです。
こんな感じで、好奇心をかき立てる問いがちりばめられながら、
生命の神秘について書かれているわけですが、
それだけでなく、この本のもう一つの特徴として、
近代の生物学、ウィルスの発見からDNAの発見と
その研究の進歩の歴史などが語られていることに加え
科学者が生きる社会のシステム、出世や研究者同士の関係も描かれていてます。
システム上、他人の研究やその成果を盗用が可能になってしまう問題や
研究者の生き様など、様々な人間ドラマも読み応えがあります。
日本国内と国外における野口英世の評価の違いなどもおもしろいです。
これを読んで以来、千円札を見るたびに、大丈夫か日本?
と思ってしまいます(笑)
科学モノがあんまりって方にもこれはオススメでっす。
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